ご挨拶
私の初めての介護は父でした。主に入浴介助で痩せ細った身体を洗い、洗髪して湯船で見守りました。父は、度重なる脳梗塞の影響で話すことが困難になっていました。普段は厳しい父でしたが、入浴介助の時は優しい目で何かを伝えようとしていました。今思うときっと「ありがとう」と言いたかったのでしょう。
父と同じように、加齢とともにご自分の生き方をしたくても出来なくなってしまっているご利用者様がたくさんいらっしゃいます。私たちはそんなご利用者様一人ひとりと寄り添い、少しでもその生き方と社会とをつないでいきたいという想いを強く持ってサービスを続けていきたいと考えております。そしてご利用者様から「ありがとう」の一言をいただけるように努力していきたいと思います。
介護を取り巻く環境の変化や高齢者の世代の移り変わりはございますが、この想いの軸はぶらさずに前に進んでまいりたいと考えております。
まだまだ未熟な事業所でございますので、関係する地域の方々には今後もご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願いいたします。
代表取締役 小村 裕一